チョイストレード

フィボナッチリトレースメントの使い方

できるだけわかりやすく説明したいと思いますが、詳しくお知りになりたい方は数学の専門書をご覧ください(笑)

・・・というのも、この手の幾何学(きかがく)の話はそれだけで本が何冊でも書けてしまう分野なので。。。

わかりやすく簡単に説明しますね。そもそもフィボナッチとは、レオナルド・ピサーノという方がピラミッドからヒントを得て発見(正確には再発見)した数学の法則で、それが後のフィボナッチ数列です。フィボナッチとは、ボナッチ家の息子さんって意味らしいです。

自然界によく見られる法則で、人間のへその位置も全体(身長)の上から61.8%の位置にあるのは有名な話です。

FXや株式チャートで使用される代表的な数字は、23.6、38.2、50.0、61.8です。リトレースメントとは、引き返しや逆戻りといった意味で、ある値動き100%に対しての戻し(調整)にフィボナッチが当てはまるとして考案されたのがフィボナッチリトレースメントです。

線の引き方はこちらの画像を参考にしてください。

フィボナッチリトレースメント

この画像はおなじみリーマンショック発生から年明けまでのものです。

線の引き方は、ある期間の値動きにあわせてぴーっと線を延ばします。赤い点線がそうです。最高値から最安値(もしくはその逆)かなと思ったところまでカーソルをドラッグすると、そこが最安値(もしくは最高値)だった場合の値動き100%に対しての戻し目安がパーセンテージで表示されます。

画像では要所に赤丸をつけてみました。いかがでしょう?

ところどころラインの部分で反発しているのが分かると思います。サポートもしくはレジスタンスラインとして作用しています。3つ目の赤丸では38.2のラインを抜けて一気に加速するのも、まるでそこに何かがいるかのようです。最終的には50.0で頭打ちになって落ち着いています。

フィボナッチリトレースメントは1分足などの短期間にも十分使えますが、長期の方が綺麗に反応する傾向にあります。

しかしここで反発すると思っても、そのまま値動きが加速することも十分に考えられますので使い方には注意が必要ですね。主に逆張りトレードに利用されますが、使い方は色々あるようです。

分析ツール、フィルターのひとつとして組み合わせて使うことで、精度の高い分析が期待できます。


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